装丁について(3) ※個人で制作した二次創作BL小説同人誌の記録です。関係各所とは一切関係ございません。内容についてご理解いただける方向けの記事になっています。 きっとその運命に出会える 2026年1月25日発行 A5変型 / 76P 表紙:オリンパスクラフト 129.5kg 本文:書籍用紙 90.0kg 淡クリーム 本文書体:凸版文久明朝 使用ツール:Illustrator、Photoshop、InDesign 印刷:栄光 様 A5変型サイズ・正方形の同人誌です。 パッと見で読めないようなポップなロゴを使って作りたい、と思っていたので、正方形の愛嬌のある形を選びました。 外観はポップなのですが、本を開いた時に横に細長い、巻物を伸ばしたようなシルエットになるところも良いなと思いました。過去に失われたはずの本丸が現在と交流するという設定だったので、伝書のようなイメージです。 表紙、本文ともにちょうど良い厚さの用紙で柔らかく、捲りやすく仕上がりました。 本文は一段組です。紙面地側を少し広く取り、デザイン風のノンブルとタイトルを入れています。本文の一行あたりの高さ(文字数)は文庫サイズ相当くらいではないかなと思います。正方形という変わった形ですが、極端に読みにくい紙面にならないようにできたと思っています。 本文書体はクラシックな印象の、失われた古い本丸について語られる内容に合わせて、少し古風なイメージで選びました。墨溜まりっぽさや、ひらがなの「そ」のような特徴的な文字もあり、古めかしい・固いというだけでなく可愛い印象もあるように見えます。 表紙の裏側(表2)部分に紙そのものの色が見えるため、ここが遊び紙のような役割になっていると思います。無地の紙が連続しているように見えたり、間延びしたように見えるのを避けるために、遊び紙は挿入しませんでした。シンプルなつくりですが、表紙用紙の色で良いアクセントになったと思います。 ロゴを作って遊ぶのが好きなのですが、装飾的なロゴを使用すると表紙全体も雰囲気を合わせる必要があり、取り扱いが難しいように感じられて、自分の薄い本ではあまり特徴的なロゴは使わないことが多かったです。 今回は「いっそパッと見で読めないくらい割り切ったロゴを使おう」というのがテーマでした。2種類のフォントで打ちざっくり配置した後、より崩すようなイメージで加工しています。 表紙は蛍光オレンジ+スミの二色刷りです。ロゴに合わせてポップな色、紙の地色が透けにくいインクにしようと思い、印刷所さんのインク解説や作例を参考にいろいろ見ました。蛍光ピンク+スミと悩んだのですがちょっと強めの甘さになりすぎるかな? と思い蛍光オレンジに。 実物は紙の色とも程よいくらいに馴染んで、ちょうど良くお洒落な蛍光カラーになりました。イメージ通りに作れて嬉しかったです! ▲蛍光オレンジのデータ ▲スミ刷りのデータ 二色刷りデータになかなか慣れないのですが、スミと合わせる場合は出来上がりが想像しやすくて作りやすかったです。色同士をかけ合わせるのはなかなか感覚がわかるまでは難しそうですが……。フルカラーも素敵なのですがインクで遊ぶのが楽しいな~と思ったので、違う色でまたやりたいです。 ▼余談 表紙の龍のデザインなど、素材を一部お借りしたのですが、裏表紙に配置した時にちょうど爪の部分が見える感じになって楽しかったです。作中に「龍の文様だってお前が心底命じればお手をする」といった内容を書いていたので「お手してる……」になりました。 #装丁 2026/04/06(Mon) favorite いいね
※個人で制作した二次創作BL小説同人誌の記録です。関係各所とは一切関係ございません。内容についてご理解いただける方向けの記事になっています。
きっとその運命に出会える
2026年1月25日発行
A5変型 / 76P
表紙:オリンパスクラフト 129.5kg
本文:書籍用紙 90.0kg 淡クリーム
本文書体:凸版文久明朝
使用ツール:Illustrator、Photoshop、InDesign
印刷:栄光 様
A5変型サイズ・正方形の同人誌です。
パッと見で読めないようなポップなロゴを使って作りたい、と思っていたので、正方形の愛嬌のある形を選びました。
外観はポップなのですが、本を開いた時に横に細長い、巻物を伸ばしたようなシルエットになるところも良いなと思いました。過去に失われたはずの本丸が現在と交流するという設定だったので、伝書のようなイメージです。
表紙、本文ともにちょうど良い厚さの用紙で柔らかく、捲りやすく仕上がりました。
本文は一段組です。紙面地側を少し広く取り、デザイン風のノンブルとタイトルを入れています。本文の一行あたりの高さ(文字数)は文庫サイズ相当くらいではないかなと思います。正方形という変わった形ですが、極端に読みにくい紙面にならないようにできたと思っています。
本文書体はクラシックな印象の、失われた古い本丸について語られる内容に合わせて、少し古風なイメージで選びました。墨溜まりっぽさや、ひらがなの「そ」のような特徴的な文字もあり、古めかしい・固いというだけでなく可愛い印象もあるように見えます。
表紙の裏側(表2)部分に紙そのものの色が見えるため、ここが遊び紙のような役割になっていると思います。無地の紙が連続しているように見えたり、間延びしたように見えるのを避けるために、遊び紙は挿入しませんでした。シンプルなつくりですが、表紙用紙の色で良いアクセントになったと思います。
ロゴを作って遊ぶのが好きなのですが、装飾的なロゴを使用すると表紙全体も雰囲気を合わせる必要があり、取り扱いが難しいように感じられて、自分の薄い本ではあまり特徴的なロゴは使わないことが多かったです。
今回は「いっそパッと見で読めないくらい割り切ったロゴを使おう」というのがテーマでした。2種類のフォントで打ちざっくり配置した後、より崩すようなイメージで加工しています。
表紙は蛍光オレンジ+スミの二色刷りです。ロゴに合わせてポップな色、紙の地色が透けにくいインクにしようと思い、印刷所さんのインク解説や作例を参考にいろいろ見ました。蛍光ピンク+スミと悩んだのですがちょっと強めの甘さになりすぎるかな? と思い蛍光オレンジに。
実物は紙の色とも程よいくらいに馴染んで、ちょうど良くお洒落な蛍光カラーになりました。イメージ通りに作れて嬉しかったです!
▲蛍光オレンジのデータ
▲スミ刷りのデータ
二色刷りデータになかなか慣れないのですが、スミと合わせる場合は出来上がりが想像しやすくて作りやすかったです。色同士をかけ合わせるのはなかなか感覚がわかるまでは難しそうですが……。フルカラーも素敵なのですがインクで遊ぶのが楽しいな~と思ったので、違う色でまたやりたいです。
▼余談
表紙の龍のデザインなど、素材を一部お借りしたのですが、裏表紙に配置した時にちょうど爪の部分が見える感じになって楽しかったです。作中に「龍の文様だってお前が心底命じればお手をする」といった内容を書いていたので「お手してる……」になりました。
#装丁