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@nike_turb

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着せ替えソシャゲの記録がしたい

X(Twitter) を見てくださっている方はご存知かもしれませんが、着せ替えソシャゲで好きキャラ風の概念コーデちゃんを作って遊んでいます。
友人に勧められて始めて、6年以上ほぼ毎日プレイしています。まさか今でもまったく飽きずに遊んでいるとは…(ソシャゲが続かないタイプです)

ここ最近は特になるべくスクショを撮るようにしていて、写真アプリでそれを振り返ることはできるのですが、私はアナログのシステム手帳も好きなので、せっかくなら何か紙の記録をつけたいな~の気持ち。

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ということで最近なるべく作るようにしている同人バナーのようなスクショシール。
手帳オタクさんにはおなじみの、100円ショップDAISOの週間リフィルを使っています。文具メーカーのを買うと1000円前後はするであろう、この年間ウィークリーリフィルがワンコイン100円で買えるとかいうびっくり。毎年買ってます。ありがとうすぎる。

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印刷時はL版のシール用紙を使っているので、まずL版用紙サイズの白紙を画像ソフトなどで設定。そのL版サイズテンプレの中に、DAISOウィークリー1日分の筆記スペースの縦横に合わせて写真を貼れるよう、15mm×50mmという細長い画像用の枠を7個(=1週間分)並べる。そちらに毎日のスクショを挿入しています。

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いろんなアプリやソフトで同様のことができると思いますが、私は今現在はとりあえずAdobe Express内でテンプレを作っています。最初のテンプレを作る段階はPCからの方が楽だったのでPCで作成、毎日のスクショを入れ替えていく作業はスマホでやっています。

1週間分まとめてL版用紙に印刷する形になるので、週末にやっています。
正直いつまで続くかな~~と思うのですが、ほんの数週間分でも、手帳のページがすごく華やかになるので嬉しいです。おいでよ手帳沼と着せ替えソシャゲに。

#手帳 #ソシャゲ
装丁について(2)

※個人で制作した二次創作BL小説同人誌の記録です。内容についてご理解いただける方向けの記事になっています。

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紙想花束
2025年7月11日発行
B6 / 200P
カバー:マットPP
表紙:シェルルック
遊び紙:マーメイド
本文:小説紙(アルトクリームマックス)
本文書体:清和堂明朝
使用ツール:Illustrator、Photoshop、InDesign
印刷:シメケンプリント 様

誕生日に自分用記念ログ本として作成しました。
背幅は15mm前後で、しっかり存在感がある本になりました。仕様の範囲内で選べる最大ページ数にしましたが、本文用紙がほどよい厚みもありつつ柔らかく、めくりやすく読みやすくてとても良かったです。

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▲カバー全体図

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▲表紙全体図

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▲目次の見開き図

本文は一段組です。44文字×18行。紙面地側を34mmほど取ってゆったりと広くして、やや大きめフォントサイズのデザイン的なノンブルを入れています。天側の余白も少し広めで16mmほど。意識して余白を上下に設けることで、本文段組みが縦方向に間延びして読みにくくならないように、お話ごとの雰囲気を壊さない余韻を感じられるようにしました。目次もすっきり空間を活かすことができてよかったです。

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▲本文全体図

本文書体は綺麗めな印象で、無機質ではなく温かさも感じられる、どのお話にも馴染みそうなフォントを選びました。
本自体も厚さ、ページ数のわりに軽く、柔らかく仕上がったので、単行本のサイズですが手軽な文庫本の感覚で内容を見返すことができるようになりました。

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カバーも表紙も、濁らず綺麗に印刷していただきました。淡い紫色のマーメイド遊び紙で、表紙ともカバーとも違う手触りを楽しめて、本全体の色味も統一感が出て良かったです。
完全に自分用に一部から手頃に作れるシステムもとてもありがたかった。一冊あたりの価格もお手頃で、これはなんでも気軽に作れてしまうな……と急遽ロゴのまとめ本のデータも作って一緒に刷っていただいたりしました。

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▼余談

頒布するぞ!と思って作る同人誌の表紙などは延々とああでもないかも、こうでもないかも、と悩んでしまうのですが、自分用と思えば好きにテーマを決めてデザインできるのでものすごく早くデータ作成が終わりました。
タイトルの「紙想花束」は、花束みたいに見える紙の束……のような意味でつけました。小学校の頃の印刷室で、各教室に配布されるプリントの束が積まれている景色がめちゃくちゃ好きだったのを覚えています。同じ紙、同じ本がたくさんある光景になぜかものすごくときめきます。

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#装丁
装丁について(1)

※個人で制作した二次創作BL小説同人誌の記録です。内容についてご理解いただける方向けの記事になっています。別サイトから再録しています。

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虚の愛人
2025年3月16日発行
A5変型 / 64P
表紙:NPホワイト200kg
本文:淡クリームキンマリ90kg
加工:クリアPP、変型断裁(天地A5・左右B6)
本文書体:リュウミン
使用ツール:Illustrator、Photoshop、InDesign
印刷:日光企画 様

シンプルだけどひと癖ある同人誌にしたくて作りました。
当初はB6正方形で考えていました。話の内容に対して可愛らしすぎるのと、そちらのサイズは以前やったことがあったので、せっかくならやったことがないもの……と思い、細長い短冊のような形をやってみたかったので採用しました。

高さがA5と同じ、幅がB6と同じというサイズ感です。
完全に独自のサイズにしてしまうと「慣れない、読みにくい」と思われる可能性もあるのを避けたかったので、定型同士の組み合わせにしました。

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結果、文章一段あたりのブロックの高さも幅もちょうど良く仕上がったと思っています。同人誌の定番から外れすぎない、A5の2段組本と同じ感覚で読めるように出来たと思います。

本文書体はリュウミンです。クラシカルでないもの、温かみが少ないもの、現代らしいすっきりとしたクリアな印象のフォントにしたくて選びました。本文の内容と合わせると、クールで少し冷たそうな都会的な紙面に見えて良かったです。

以前に合同誌の印刷を依頼したことがあり、印刷や製本などとても綺麗だったのと、今回やりたかった「変型断裁でクリアPP」が選択しやすかったので、印刷は日光企画さんにお願いしました。

変型本の場合の原稿の作り方について問い合わせをした際も、左右ページでの原稿の作り方(余白の取り方)の違いをわかりやすく表現してくださって、大変助かりました。
データはA5で作るのか、もしくは仕上がりのサイズで入稿して中央から原稿を取るような形になるのか? とお伺いして「原稿はA5で作ってください」とのことだったので、入稿データはA5で作成しました。

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加工としてはシンプルだと思うのですが、断ち切られる部分については自分でサイズを測ってテンプレを設定するしかないため、それが間違っていないかイベント当日スペースに行って箱を開けるまではどきどきでした。

話の内容から、暗色を全面にたくさん使いたかったので、今回はクリアPPをかけました。普段は特殊紙を使いがちで、質感を残したいから……ということでPPをかけないことが多かった(=剥がれてしまう場合などを考慮しないといけない場面もあった)のですが、今回は思いっきり色を乗せられたのが嬉しかったです。

色そのものは暗い表紙でも、表面フラットで、都会的なクリアで透き通った印象、でも尖ったようなスタイリッシュさがある、艶っぽい生々しい感じ……を出したくて、マットPPではなくクリアPPを選択していました。実際の本を手で持つと、ぬるぬると表面が動くように光るのが理想通りでした。

▼下書きとかラフ案とか

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↑ B6正方形にしようか…と思っていた時のラフ(サイズ感が可愛らしすぎると思ったのでボツ)

▼余談

表紙の細い緩やかなカーブの線は「煙草の煙」、黄色の半月型の模様は「背中や腰に残った爪痕」のイメージでした。作中では煙草を吸うシーンは登場しないのですが、この話の坊は吸いそうだな……と思いました。

#装丁 #くりつる